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COLUM BY HIROKAZU YOSHIDA.
建築家吉田裕一がお送りする不定期コラムです。


2006.2.8 (wed)
姉歯耐震強度偽装問題について その(2)

先月の更新でまだまだ言い足りないことがたくさんあったのですがその後小嶋社長の証人喚問や意匠設計事務所(平成設計やスペース・ワン)の参考人招致等があり、何人かの設計士が免許取り消しになったりして、この問題の奥の深さが現れているようです。

ただここに来て手抜き施工問題とか、ビジネスホテルチェーンの東横インの建築基準法や、条例違反改築の問題も取りざたされ、ますます建築界の雲行きが怪しくなってきました。

これはなかんずく建築士のモラルによるところが大きいのですが、どうやら国土交通省は建築士法の改正に重い腰をあげそうなのです。そんな中、JIAはこのような自体を招いた最大の課題「設計施工分離」という大原則の明文化を求めるつもりのようですが-----難しいですよね。

ところで民間検査機関(イーホームズとか日本ERIとか)のだらしなさが話題になっていますが、発足の経緯については様様な問題があることは認めますが、じゃあ役所の方が良かったのかというとそれはNOW!です。民間に出せは1日で審査してくれるところを役所だと一週間まるまるかかったりしています。

民間は建築確認は基本的に許可する方向で審査してくれますが、役所の方はなるべくスムーズに許可しない方向での審査体制になっています。だから一概に民間全てが悪いというのは先走りすぎでしょう----確かに構造の部分については殆ど見ていなかったことは事実ですけれど----。

まあ、まだまだありますが今月はこのくらいにしたいと思います。しかし偽装問題はこの先どのような方向に行き着くのかちょっと分からなくなってきまた。結局のところ住民保証の事が一番難しいのではないのかなあ。


余興です!昨年ヒットした「青春アミーゴ」の替え歌です。

なぜか娘(高校1年生)の携帯にメールで送られてきました。(これを見て面白いと感じた人は5人に送って下さいとコメントがありました)

はっきり言って爆笑ですが、でもほんとは笑ってなんか居られないんですけれど・・・・

建築界の自戒も込めて、5人どころではなく公開することにしました(ちょっと顰蹙物です・・・・われながら)

「耐震アミーゴ」

唄:(姉歯)秀次・ヒデツグでなくシュウジと読むのがミソ
と(篠塚)明・いわずとしれたアキラ
作詞:VIPPER

鳴り響いた事務所の電話 嫌な(やな)予感が胸をよぎる
冷静になれよ ミ・アネーハ

情けないぜ 助けてくれ 例の偽装が 国会沙汰に
もうダメかもしれない ミ・アキーラ
二人を裂くように小嶋がキレた

*---Si 俺達はいつでも偽装工作 地元じゃ恥知らず そうだろう
---Si 俺達は昔から金持ちに憧れて 鉄骨(鉄筋の間違い?)抜いてきた
明日から ハローワーク行かなきゃ 首吊る日の綺麗な空 夢に出た*

家宅捜索 証拠隠滅 激太りの姉歯が言った
「間に合わなかった・・・・・どうしよう」

剥奪された建築資格 15年の 下積み時代
水泡に帰した 死にてぇよ

姉歯の頭にも 捜査のメスが

---Si 俺達が偽装して建て続けたホテルは 営業中止だぜ そうだろう
---Si 内河にはめられて髪の毛は抜け落ちた 七三似合わない なぜだろう
今になって発覚 証人喚問行かなくちゃ 豚箱だ

*繰り返し

以上、原文のまま掲載しました一部変なところもありますがご愛嬌ということで・・・・


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