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COLUM BY HIROKAZU YOSHIDA.
建築家吉田裕一がお送りする不定期コラムです。


2013.03.01(fri)
2013年の始まりにあたって、遅まきながら・・・

新年を迎えた新たな気持ちの熱が冷めないうちに何か発信しなければ、と思っている間に2カ月が過ぎてしまった。

それでも、今年は一体どうなる事やら・・・・という気持ちは変わらない。
今、東北は昨年から(いわゆる)震災バブルをそのまま持ちこし、さらに自民党安倍政権誕生による株高、円安の助長が重なった影響もあり好景気に沸いている。
一部の住宅会社は少なくとも3月末までは戦争状態と言っても過言ではないだろう。
ただ、決算に関する売上に絡むしわ寄せは直接的には末端の施工部隊に及ぶが、最後はクライアントに戻ってしまうということを肝に銘じる必要があるだろう。

やりたくないが、やめられないというのが本音か?

ここ数カ月で東北に進出してきている建築関係のメーカー、業者の数は半端でない。
河北新報ですっぱ抜いた7次、8次下請けの構図は何も解体業者に限ったことではない。
業態によって違いはあるが、地元の職人にとっての震災単価というのは決して高いものではなく、中間を数社に抜かれた厳しいものなっている。

あい変わらず、飲み屋街(国分町や駅前)は繁盛しているみたいだが、客も含め飲み屋の経営母体そのものも関東、関西近辺から来ている外来種(なんとかバーと言われるもの)が多いのは言わずと知れた事のようだ。

基礎屋、水道屋、電気屋みんな足りない、だからといって地元業者はすごく慎重!
この状況はよくて5年悪ければ3年で終わると考えているようだ。
バブルの崩壊、そして阪神淡路大震災の教訓がそう思わせているのだろう。
もともと仕事量は少なかったのだから、建つ物が建てばあとは潮を引くように一気に冷え込むのは目に見えている。それまでなんとかやりくりして嵐が過ぎるのを待つと言う算段の会社が多いようだ。引き受けられる仕事しか引き受けないという敷居が高く、義理や人情はこの際関係ない結果、損得と将来に渡り安定をもたらす場合の仕事のみ選択している会社が多いのは悲しいが仕方がないのかもしれない。

翻って設計事務所はどうだろう?
震災前にいくつかの(多くの?)事務所は先行きを危ぶみたたんでしまった。
また、設計を止めて耐震診断へ舵を切った事務所も多い・・・と聞く。

ところが、今はきっとみんな忙しいのだろう。
私のように積極的に営業行為をしなくなった事務所ですら、新規の計画の話はどこからともなくやってくる。
これから集団移転や高台移転が現実味を帯びてくればなおさらだろう。
・・・・本当に困った人たちへの救済計画はこれからが本腰だ。

性能評価、長期優良、省エネ法、低炭素社会・・・
住まいの本質とはかけ離れた数値のみの世界がどんどん広がる。

一方職人の技術低下は著しい。
もう現場で加工する時代ではなく、木軸ですら工場加工の時代になってしまった。
そして技術低下はそのまま大工の志氣低下につながる。

設計もそうだろう、いかに問題なく話を進めるかが一番大事で、綺麗にとかうまくとかのフレーズは二の次になってしまった。

というわけで、今年は一体どうなることやら・・・である。
ともあれ4月までは忙しいので、このままなるようになれ!ということしか今は言えない。


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