(有)吉田建築研究所 吉田裕一 ●2010仙台オクトーバーフェスト
2010年9月21日 仙台オクトーバーフェスト2010に行ってきました。 これはミュンヘンで行われる世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」にならって仙台の錦町公園で行われている催しです。 詳しくは以下のHPhttp://www.oktober-fest.jp/sendai_sep/index.htmlで御確認ください。 2008年から行われていた催しで、6月には仙台ジャーマンフェスト(http://www.oktober-fest.jp/sendai_june/index.html)と言う同じような祭りが開催されたらしいです。 今年は暑かったのでドイツのビールと言う名前に惹かれて、マイスタープロジェクトの有志数人と行って見ました。 当日はジャズバンドの演奏が有り、途中途中にドイツ語で乾杯の掛け声が入りました。 肝心のビールとソーセージはやはり美味しかったです。 ただ、ミュンヘンのビールは1杯¥1.200〜¥1.400と高価! ただの仮設テントの中でこれはないよなあ・・・・と言うのが正直言っての感想です。 おつまみもそれに輪をかけたように高めの設定。 さすがの私も2杯目からは岩手の地ビール(こちらは¥500〜¥800)に変更、後で行った人たちの話を聞いたらやっぱり同じようなやり方をしたようです。 一元様だけをターゲットなのか、この不景気に!!・・・と少しがっかり。 でも若い女性の比率はその辺の居酒屋を遥かに凌駕していました。
●アナログレコードの話
もう20年前以上に買ったラックスのフォノイコライザーの片チャンネルが鳴らなくなりました。 実は仙台パルコで8月31日まで催していた中古レコード市で、一枚¥525と言う値段と、現在CD化されていない掘り出し物(自分が勝手にそう思っているだけですが)を数枚購入したのがきっかけで、久しぶりにアナログでも・・・と思ってプレーヤーにスイッチを入れたら、うんともすんとも言わないし、ターンテーブルも回らない。 ターンテーブルはすぐに、ベルトが外れただけと気がつきましたが、左側から音が出ないと気がつくまでは結構あちこちいじっていました。 ようやくこれはイコライザーが壊れた(それも片チャンネル)のだと気づき、とりあえず修理を依頼しました。 修理には何故か2ヶ月以上もかかり(何でも、壊れた箇所が見つからなかったとかで・・・)さすがに買い替えかなと思い始めたころ、修理費がたったの¥33.000成りで戻ってきました。 ラックスの修理報告書には、多くのパーツの交換と総合調整もしたとの記述。 しばらくしていつもより大きなボリュームで(今年の夏は暑かったので、エアコンをかけるために部屋を閉め切っていたことも幸いして)鳴らしてみたら、アーラ不思議、ええー!こんなに元気な音だったけ? 左右にスパーって広がるチャンネルセパレーションの良さ、まるで天蓋を取ったんじゃないかと思えるような高音の伸び、そして柔らかくふくよかな低音、うわーアナログってやっぱいい音! CDもSACDもお呼びじゃないって感じ。 修理箇所がなかなか見つけられなかったこともあり、8つ電解コンデンサーを交換したことが良かったのか、さらに昔より良くなったみたい。 いままでは長く聴いても疲れない音だなあ、ぐらいにしか感じてなかったのがうそのよう。ここ数年でSACDも聴けるユニバーサルプレーヤーに替えたり、DAコンバーターも2代目、これほどCD再生にお金をかけたのがまるで無駄のように思えるほどでした。 さすがに板質は選びますが、1960年代のグラモフォンや、デッカの録音は今聴いてもリアルです。シャーぱちぱちはある程度しょうがないし、片面づつひっくり返すのはすこし面倒ですが、それはそれで楽しみの一つ、そう、音楽を鳴らすのは、特にレコードをかけるのは一種の儀式と言った音楽評論家がいたけれど、まさしくその通り。 昨今、ネット通販が盛んになり、さらに近い将来音楽配信が主流になることもあり、所詮デジタル信号の蓄積物でしかないCDは間違いなく消え去る運命にあります。 その点完全に趣味性の域にあるアナログレコードはその音の良さが見直されて(と言うか、既に見直されているけれど)未来永劫世に残るでしょう。 CDが普及して、レコードを全部捨てた人はかなりの数に及ぶでしょうし、SACDはさらに良い音であると思っている人もたくさんいるようです。 その人たちに声を大にして言いたい、実はレコードのほうがいい音ですよって。
レコードプレーヤーの紹介
▼以下中古レコードの紹介
イレーナ・ヴェレッドと言うアメリカの女流ピアニストが弾くピアノ名曲集。 1970年代に活躍した彼女は今は何故か忘れられた存在、でも来日もしているようだし、公式HPもあります。 http://www.ilanavered.com/ She is a tigress virtuosa as well as a bel canto pianist. まるで雌虎のように狙った獲物を逃がさない、自然で高度に華麗な音楽を奏でるピアニスト・・・とでも訳せば良いのかこの演奏はまるでそのものずばり、今こんなに恣意的に情熱をぶつけるピアニストは少ない。
2006年に73歳で没した日本を代表する指揮者・岩城宏之が若干30歳の1963年ウイーン国立歌劇場管弦楽団(ウイーン・フィル)を振って入れた、当時会員制の通販でしか売らなかった、コンサートホールソサエティの貴重板。 曲目もリストのハンガリー狂詩曲の管弦楽版という言う(第2番を除いては)珍しいもの若々しい情熱と、ウイーンフィルの上手さ(特に管楽器)が際立つ優れものです。
いわずと知れたユーミン(荒井由美)の名作アルバム「ミスリム」。 第1作の「ひこうき雲」は記念碑的名盤との呼び声が高いが、第2作となったこのレコードは手探りの状態だった1作目と違いアマチュアリズムの影がなくなり、より完成度の高い仕上がり。 その様子はレコードだとはっきり分かります。ヴォーカルのエコーのかけ具合など、1作目での歌の下手さをカバーしている。 裏面のクレジットにはバックグラウンドヴォーカルにアレンジも兼ねて山下達郎の名前も
●閑話休題
この話は尽きないし、ソフトのこともいろいろ言いたいこともあるので今回はこの辺で・・・・次回以降おたのしみに! ちなみに現在使用しているアナログプレーヤーはターンテーブルがトーレンスのTD521にSME-3012ロングのトーンアームを組み合わせたものそしてカートリッジはオルトフォンのSPU―GOLDフォノイコライザーはラックスのE-06。
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