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COLUM BY HIROKAZU YOSHIDA.
建築家吉田裕一がお送りする不定期コラムです。


2011.02.02(wed)
ショパン国際ピアノコンクール2010入賞者ガラコンサートin仙台、そしてピアノ界に魔女降臨?

(有)吉田建築研究所 吉田裕一

●ショパン国際ピアノコンクール2010入賞者ガラコンサートin仙台


行ってきました、ショパン国際ピアノコンクール2010入賞者ガラコンサートin仙台。
なんと!世界最速のガラコンサートが2011年1月16日東京エレクトロンホール宮城で開かれました。
出演者は
・フランソワ・デュモン(第5位)
・インゴルフ・ヴンダー(第2位)
・ルーカス・ゲニューシャス(第2位)
・ダニール・トリフォノフ(第3位)
・ユリアンナ・アヴデーエワ(第1位)
の5人。

指揮とオケはコンクール時と同じ。

アントニ・ヴィット / ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

このうち最後の2人のダニール・トリフォノフユリアンナ・アヴデーエワがコンチェルトを弾きました。
ピアノは本選と違い、何故かデュモンがヤマハを選び、他はすべてスタインウェイ。
トリフォノフのファツオリはしょうがないにしても、アヴデーエワがどうしてヤマハを弾かなかったのか?と思いましたが、12月に放送されたN響との共演でも、また22,23日のオーチャードホールでもスタインウェイだったようなので、ヤマハはショパンコンクール本選会場のピアノが本人にぴったり来たため、と言うことなのでしょうか。
ただ、そのせいもあるのかもしれませんが、アヴデーエワの演奏はインターネット映像で見たときの逞(たくま)しい印象とは異なり、割とリリカルでセンシティブだったような気がしました。うーん、お気に入り(?)のヤマハで情熱的に鳴らす演奏を聴きたかったなあ。
でもコンクールと同じパンツスーツでの演奏の姿はかっこよかったです。

個人的に気に入ったのは、ルーカス・ゲニューシャスと2位を分け合ったインゴルフ・ヴンダー。アンスピをこの上のない美音で弾いたと思ったら、アンコールのマズルカの後半はなんと君が代へと変奏、サービス精神満点!
この人本当にオーストリア人って疑ってしまうほど。
オーチャードホールではその後にウォロドス版のトルコ行進曲を弾いたらしいです。
この辺のことは、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ非公認ファンブログを立ち上げている「まいくま」さんという方のHPに詳しく載っています。
http://mykumasan.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-54fb.html
それからデュモントリフォノフはファツオリを弾かなかった(会場になかった)ので、コンクールとは少し印象が異なりました。

会場の入りは、いまひとつでした。こんなことなら入場料を少し安くしてたくさん入れたほうがよいのにと・・・・。
プログラムですが、仙台公演はツアーの初日であったこともあり、最後にコンチェルトを続けて、になりましたが、その後の公演では初めと終わりに変えたようです(無論こっちのほうが良いです)。
ところで、ワルシャワのオケ、ぼよーとした雰囲気は田舎くさくてよいのですが、ピリッとしないのはやっぱり指揮者のせいでしょう。
すこし脱線しますが、マルケヴィッチがこのオケを振ったストランヴィンスキーの春の祭典(1962年ライブ)のハイテンションで繰り広げられる凶暴さといったら、これがほんとにワルシャワフィルの演奏と耳を疑うほどです。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1001210105/
→モノラルですが、これを決定的名演と思っている通は多いです。



●ピアノ界に魔女降臨?

さて、最近は You Tube でいろんな演奏が観られるようになり、どんどん世界が広がっていますが、その中で、衝撃的な演奏を繰り広げているのが、ウクライナ生まれでアメリカのノースカロライナ在住のピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァです。
1969年生まれの彼女は8枚あるというCDは現在廃盤で、3枚出ているDVDも US Amazon でしか手に入らないこともあり、日本ではまったくといっていいほど無名です。
しかし、YouTube で3年ぐらい前から投稿が相次ぎ、マニアの間では伝説的な映像になっているようです。「魔女降臨」とか「リアルのだめ」とか、言われていますが、下記の You Tube でその超絶的な映像が堪能出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=tVuP1BjbhAg
http://www.youtube.com/user/valentinalisitsa?blend=1&ob=4
http://www.youtube.com/watch?v=IaX1j4elJRU&feature=player_embedded#

以下は最近の映像ですこちらは画像も音質も良いです。
http://www.youtube.com/user/ValentinaLisitsa#p/u/9/fW0Y3M4EJ4M
http://www.youtube.com/user/ValentinaLisitsa#p/u/27/RFMNhx2-VDE


公式HPもあります。
http://www.valentinalisitsa.com/
私は何とか、アマゾンでリスト編曲のシューベルト歌曲集のDVDを手に入れることが出来ましたが、昨年10月再録したと言うショパンのエチュードのCDが発売されないかと淡い期待をしています。
なお、2008年12月あのヒラリー・ハーン(ヴァイオリニスト)の伴奏ピアニストとして来日し、2009年1月にたった1回のリサイタルをトッパンホールで行ったそうです。
今年2011年の3月も同様にヒラリーと一緒に来日するらしいですが、残念ながらリサイタルの情報はありません。しかし、コンビにリシッツァを指名するなんてさすがはヒラリー・ハーン

リシッツァの演奏、技巧はもちろんのこと、凄いのはその表現力の圧倒的な大きさでしょうか。
あの90鍵もあるベーゼンドルファーがこんなに軽やかになるなんて・・・・・驚愕です。
ただ、もしかしたら映像付きでなかったら、ここまで感じない人は多いのではないかとも思われます。
ほとんど早送りでも見ているのではないかと感じるような指の動きや、美しい演奏姿に少し惑わされている気もしないわけでは有りません。マイナーあるいはインディーズ時代、幻とか伝説とか言われながら、メジャーになると実はたいしたことはないなんてことは日常茶飯事ですので。
そうは言っても、You Tube に170以上ある演奏はどれをとっても素敵です。あまり話題になってはいませんが、グリーグのコンチェルトなんか、音質も画質もすばらしく、こんな映像どっから調達したのだろうと感心していたら、投稿者は本人でした。

下記で、3楽章すべて見ることが出来ます。
http://www.youtube.com/user/ValentinaLisitsa#p/u/126/vmUPl7Pv0Zg
http://www.youtube.com/user/ValentinaLisitsa#p/u/125/5zyGR1N6Zuc
http://www.youtube.com/user/ValentinaLisitsa#p/u/124/_naCAOev4Go

→音楽ってこんなに楽しんだよといわんばかりの笑みを浮かべての演奏は、聴くほうにもその愉しさが伝わってきます。
鍵盤を完璧に弾ききって、なおかつ叙情たっぷり、すばらしいです。
ところで、バックのオーケストラ、ジェームズ・ジャッド指揮ソウルフィルハーモニー、結構上手いです。


ヴァレンティーナ・リシッツァ



●閑話休題

「リアルのだめ」といえば、昨年のジュネーブ国際ピアノ部門で日本人として初めて優勝した萩原麻美さんはまさしく「リアルのだめ」として有名ですが、その時3位なしでの2位が2人いたことはあまり話題になっていないようです。
そのうちの1人は昨年の仙台国際コンクールピアノ部門で2位だった(おかっぱ頭の)マリア・マシチェア(ロシア)さんでした。
彼女は(仙台のコンクールでは私一押しのピアニストでしたが)ロン・ティボーでも2位(1位無しの最高位)だったので、もう28歳と言う年齢を考えると、このままシルバーメダルコレクターで終わっちゃいそうで残念です。

彼女のHPはこちら
http://www.mariamasycheva.com/


マリア・マシチェア

彼女が現在得意としているのがラベルとか、プロコとかなので、日本人にはなかなかなじめないのかもしれません。

彼女の唯一の動画がこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=-eyezWkiaqg

→うーん後姿ばっかりの練習風景です。
誰かもっといい映像を投稿してくれ!


・・・・と今回も音楽の話題でコラムではなくブログぽくなってしまい、反省しています。
建築の話は今月更新のプロフィールのなかの「私の考える住宅」をご覧ください。


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