MEISTER PROJECT - ARCHITECT DESIGN MEISTER PROJECT(マイスタープロジェクト)は新しくなりました。

新しいマイスタープロジェクトは建築家(吉田裕一)を中心に『モノ創り』の精鋭達が集まり、設計、施工分離という、価格も含め建設過程においても透明性を確保しながら『世界にただひとつしかない家』の実現のために、地に足を着け、日々研算を続ける技術者(テクノクラ―ト・アルチザン)の集合体として、一歩を踏み出しました。  [ 詳しく見る ]

 

Model of Meister style.

※左のサムネールをクリックすると上記写真が変わります。


Plan of Meister style.


マイスタープロジェクトからのお知らせ

[2014/08/01] MPH-26〜32設計データ/施工形態を公開

[2011/02/02] MPH-25設計データ/施工形態を公開

[2010/03/03] MPH-20〜MPH24設計データ/施工形態を公開

[2008/12/27] MPH-16〜MPH19設計データ/施工形態を公開

[2007/02/28] MPH-9〜MPH15設計データ/施工形態を公開

[2005/12/27] 第4回コラム「予測しなかったクレーム(その3)サーモウッドにカビが発生」

[2005/6/30] 第3回コラム「予測しなかったクレーム(その2)」

[2005/4/29] マイスタープロジェクト仕様カタログ公開
マイスタープロジェクトの仕様カタログを作成しました。右クリックから「対象をファイルに保存」を選択いただき一度PCに保存してから閲覧いただけると快適にご覧いただけます。 [ 仕様カタログ PDF形式 2.2MB ]
※仕様カタログは随時更新予定です。

[2005/4/1]
おかげさまで昨年のMPH-1『新富谷・現代和の家』より、今年4月着工予定のMPH-8『城南の家』まで (その他番外として建売3棟) 都合11棟の住宅の建築にかかわることになりました。数もそれなりに揃ってきましたので、おぼろげながらマイスタープロジェクトの実態が見えてきたような気がします(他人事のようですが)。

今までの情報を整理した形での設計データと施工形態を公開します。設計データ/施工形態

予測しなかったクレームその3「サーモウッドにカビが発生」

城南の家の外壁に使ったサーモウッド(高熱乾燥木材)----材種はアスペン(ポプラ)---------塗料は自然塗料でおなじみのXIONのデッキマスター(水性・ダークオーク)を2度塗りしたもの------にカビが発生。

サーモウッドはフィンランドで生まれた吸湿性が極めて低く耐腐性能や寸法安定性に優れた木材で、スキーロッジとか、サウナの内壁に使われているものです。

(株)北州の輸入部より納入して採用してみました。これに油性の防護塗料を塗っては元も子もないのでXIONのデッキマスターと言う水性の外部用に開発された塗料を塗ってポーチ周りに8uほど張り込みました。自然の風合いがきれいで、ガルバが中心の外壁に温かみを与えてくれる雰囲気がとても感じよく仕上がりました。

しかし、風通しも良く日当たりも良い環境にもかかわらず黒カビが発生してしまいました。原因はどうもサーモウッドでは無い様で、(さすがに浴室に放置すればカビは発生するようですが)おそらくは塗料によるものかな?と考えられます。

デッキマスターは人や自然にやさしい分、防腐としての効果は薄く、さらに油性と違い塗幕を作るのではなく含侵するタイプなので塗り重ねの効果が無いことも関係しているかもしれません。雨等で木材がぬれて乾きが遅いと、自然の種子や、胞子が付着してそれがカビの原因の一つになるのではないか考えられます。

対策はちょっと乾きが悪いところがあったら、まめにふき取ること。又、対候性(天候によるもの)はそんなに強くないので、気が付いた時に布にデッキマスターをしみ込ませてふき取ると事前にカビの発生は防げるようです。ちょっと面倒ですが自然素材を使った場合はある程度のメンテナンスは仕方が無いもの、家を慈しむ心が大事です。逆に考えるとカビが生えると言う事は木材そのものが呼吸している証です。それでもある程度メンテに限界を感じたら、その時に油性の防護塗料を塗っても決して遅くないと思います。

さて実際のカビの処理はどうしたかというと、施主がネットで問い合わせた池上産業の回答にあった「カビキラー」で対処してみました。担当は私と阿部電設の阿部真ちゃん、それに後で駆けつけてくれた沼澤塗装の沼澤専務の3人で、見事にきれいになりました。-------作業した我々の体には悪かったかもしれないけれど・・・。

なお、XIONもその後油性の木塗油(きとゆ)なるものを開発したので(コラム参照)今後はこちらを使った方が問題が少ないと思われます。


『マイスタープロジェクト』は建築家『吉田裕一』が中心になって、各マイスター(アルチザンとも言う)の協力の元に、ちょっと変わった、でも決して住まいの本質を忘れない住宅を創りだす技術者集団による建築システムです。
ハウスメーカーや地元の工務店では満足出来ない(あるいは満足できなかった)住宅を創りたいと思っているクライアントの問い合わせをお待ちしております。
又、新しい技術をお持ちの方(業者orメーカー等)のプロジェクトへの参加も歓迎します。

・・・・問い合わせはフォームメール又は、TEL(022-275-6304)、またはFAX(022-275-6306)で…
過去設計例の建物の何棟かは随時見学が可能です、これもお問い合わせください。
住宅の他、医院設計歴も豊富です。(詳しくは WORKS MEDICAL参照)
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